
唎酒師フォーラム2025
世界中の唎酒師が酒処「広島・西条」に集結
2025年10月10日・11日
主なプログラム ※内容は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
①サタケ精米機:『真吟』が切り開く未来の日本酒づくり
~精米技術の最前線を支えるサタケを見学~
吟醸酒誕生に寄与した100年前の精米機や最新の精米設備(食用米)を見学。日本酒造りにおける精米の重要性と真吟の可能性を学ぼう!
②酒類総合研究所:日本酒の魅力と特性を学ぶ
研究所の専門家から清酒の官能評価法を学ぶ!!
③技術立県広島の酒造りとは?
~食品工業技術センター センター長 大土井 律之氏による特別講演~
④東広島市の蔵元によるパネルディスカッションとテイスティング
東広島全10蔵のテイスティングセミナーと東広島の蔵元によるパネルディスカッション開催!
⑤日本最大級のお酒イベント「酒まつり」チケット付き!
日本酒ファン必見の祭典を満喫し、特別なひとときを堪能!
⑥大懇親会:日本酒を囲んで深まる交流!
世界中の日本酒愛好家が集う場で、多文化を感じながら銘酒を楽しみ、交流を深める特別なひととき。
※ タイムスケジュール
日程 | 10月10日(金)~10月11日(土)
10月10日(金)集合時間8:30/解散20:30予定
10月11日(土)酒まつり(時間は決まり次第ご案内します)
申込締切8月10日(日)※定員に達し次第終了
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定員 | 150名 |
開催場所 | 西条(広島県東広島市) |
唎酒師フォーラム 2025修了証書(唎酒師)

唎酒師フォーラム 2025修了証書(一般)

唎酒師フォーラム 2025 in 酒まつり参加証明書


酒都・東広島市
東広島市(特に西条地区)は、日本三大酒処の一つとされ、「酒都西条」の名で知られる酒処です。市内には10軒の酒蔵が立ち並び、それぞれが独自の歴史と製法を受け継ぎながら、個性豊かな日本酒を醸しています。 西条の中心には「西条酒蔵通り」が広がり、伝統的な酒蔵建築や赤レンガの煙突が立ち並ぶ風情ある街並みが今も残されています。特に酒造りのシーズンには、煙突から蒸気が立ち上り、訪れる人々に昔ながらの酒造りの風景を感じさせます。この「西条の酒造施設群」は、20世紀に継続発展した伝統産業景観という評価を受け、日本イコモス国内委員会が発表した「日本の20世紀遺産20選」に選ばれました。 吟醸酒のふるさと 広島の水は酵母の栄養となるミネラルが少ない軟水であるため、かつては酒造りに適していないと考えられていました。しかし、広島の酒造りは独自の醸造法を確立し、全国的に高い評価を受けるようになりました。その醸造法には、以下の二つの大きな特徴があります。 - 麹が米の内部までしっかり行き渡るよう、じっくりと育てること
- 醪(もろみ)を低温でゆっくり発酵させること
この革新的な醸造法を確立したのが、「吟醸酒の父」と称される三浦仙三郎です。彼は広島独自の軟水醸造法を確立し、その技術を広く公開するとともに、杜氏の養成にも尽力しました。その結果、広島の酒は全国的に高く評価され、1907年(明治40年)に開催された全国清酒品評会では、上位を広島の酒が独占する快挙を成し遂げました。 さらに、2021年には三浦仙三郎を題材にした映画「吟ずる者たち」が公開され、日本酒の歴史と広島の酒造りの魅力が全国に伝えられました。 酒類総合研究所 東広島市には、日本で唯一の酒類の研究・調査を行う国立機関「酒類総合研究所」があります。ここでは、日本酒の品質向上や新たな醸造技術の開発が進められており、海外の酒類専門家も視察に訪れるほどの重要な研究施設となっています。 「サタケ」世界ナンバーワンの精米機メーカー 日本酒造りに欠かせない精米機の世界的トップメーカーが、東広島市に本社を構える「サタケ」です。創業者の佐竹利市は、日本初の動力精米機を開発し、日本酒の品質向上に大きく貢献しました。 初号機は木村酒造(現:賀茂鶴酒造)に導入され、以後、日本酒精米技術の飛躍的な向上に繋がりました。 日本酒と映画 2018年には東広島を舞台にした本格的な日本酒映画「恋のしずく」も公開され、大きな話題となりました。さらに、2021年には三浦仙三郎を題材にした映画「吟ずる者たち」が公開され、日本酒の歴史と広島の酒造りの魅力が全国に伝えられました。 東広島の日本酒文化 東広島市・西条は全国屈指の日本酒の名産地であり、「酒都」の名にふさわしい伝統と革新を併せ持っています。全国的に評価される吟醸酒のふるさとであり、日本酒文化を未来へと受け継ぐ重要な役割を担っています。 |
協力団体※順不同

■独立行政法人 酒類総合研究所
酒類総合研究所は、明治37年(1904年)に設立された日本で唯一の酒類専門の国の研究機関です。日本酒の新酒を全国規模で評価・研究する「全国新酒鑑評会」(明治44年開始)を100年以上にわたり毎年開催し、日本酒をはじめとする酒造技術の発展に大きく貢献してきました。また、官能評価(テイスティング)の専門家による講義と実習を通じて、個人の嗜好に頼らない科学的な官能評価技術を習得できる機会を提供しており、受講者は代表的な日本酒の香りの数々を実際に嗅いで学ぶことができます。さらに同研究所は、優れた清酒酵母の育種・開発や麹菌ゲノム解析など醸造微生物の研究を精力的に行い、明治期には速醸酛や山廃酛を開発するなど伝統的な酒母造りの改良・革新にも取り組んできました。こうした革新技術と伝統技法の融合による成果を通じて、同研究所は日本が世界に誇る酒文化の発展とその継承に寄与しています
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■株式会社サタケ
サタケは1896年に創業、日本初となる動力式精米機を開発しました。以来129年間、穀物加工機械を中心に、世界約150か国へ展開しています。サタケと日本酒の関係は深く、1908年には現在の醸造用精米機の礎となる研削式精米機(米を40%削ることが可能)を開発し、吟醸酒の誕生に寄与しました。また、2018年には米を多く削らずともスッキリとした酒質を醸すことが可能な新精米技術「真吟精米」(扁平・原形精米)を確立しました。 |

【特別講演】大土井律之 広島県立総合技術研究所 食品工業技術センター センター長
1968年 広島県福山市生まれ
1994年に東京農工大学大学院を修了し、広島県庁に入庁。食品工業技術センター清酒担当配属となる。
研究員時代には、広島吟醸酵母、広島もみじ酵母、広島令和1号酵母等の清酒酵母の開発や、千本錦、萌えいぶき、広系酒44号等の酒造好適米の開発、
広島名物料理に合う酒「ひろしま一途な純米酒」シリーズの製造方法開発などに携わる。
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■金光酒造合資会社
金光酒造は、広島県東広島市黒瀬町に位置する、明治13年創業の歴史ある酒蔵です。
創業当初は普通酒を中心に製造していましたが、2003年より品質重視の少量生産に転換しています。
「こころに残るおいしいを求めて」をキャッチフレーズに、敷地内の井戸水(中硬水)を使用し多彩な酒造好適米で醸造しています。広島県産の「八反錦」や「千本錦」を中心に、岡山県産の「赤磐雄町」、兵庫県産の「山田錦」「愛山」などを使用し、酒米の特性を最大限に引き出した酒造りを行っています。
代表銘柄は「賀茂金秀」と「桜吹雪」で、全国新酒鑑評会で連続金賞を受賞中(令和6年時9年連続)です。
金光酒造は、伝統を守りながらも革新的な挑戦を続ける酒蔵として、多くの人々を魅了しています。
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■福美人酒造株式会社
1917年(大正6)年 全国で初めて法人組織の蔵として創業。全国酒類品評会の最高位を連続受賞し杜氏を養成する教育の場として多くの人材を輩出。
その醸造技術は全国の蔵元に高く評価され現在に受け継がれています。
(福美人)の名のごとく、ふくよかでやさしい口あたりの酒は広島の酒の代名詞である女酒を代表する銘柄と云われています。
また酒の仕込み水は西条の伏流水の福神の井戸で飲めば美人になると言われ赤ちゃんの産湯にも使われた程肌にやさしい柔らかな水です。
毎日汲みに来られるかたが絶えない美味しい水です。
ほんのり甘い口あたりの良い米の風味を残したやさしいお酒です。 |

■亀齢酒造株式会社
亀齢は古くより酒造りに恵まれた地にあり、良質の水と米、寒冷な気候を生かし、甘口の多い広島のなかで創業よりすっきり辛口の酒を造り続けている酒蔵です。鶴は千年、亀は万年の言葉のごとく、長命と繁栄の意を込めて命名しました。酒造りは人中心ではなく酒中心という杜氏の信念のもと、米洗いや麹造りなど手作業の工程を敢えて多くし、「酒造りには一切の妥協なし・気持ちを込めた酒造り」をモットーに日々精進しております。
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■山陽鶴酒造株式会社
1912年創業の山陽鶴酒造は、酒都・西条の一番小さな蔵元です。清酒本来の「甘・酸・辛・苦・渋(あま・さん・から・にが・しぶ)」が絶妙に調和したお酒は、ひと口ごとに深い旨味を感じられます。少量でもしっかりとした味わいが楽しめるので、お酒があまり得意でない方にもおすすめです。食卓や楽しいひとときに寄り添う、「楽しいのおともに」を合言葉に、心に残る味わいを届けます。
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■柄酒造株式会社
柄酒造は広島県安芸津町に1848年(嘉永元年)から蔵を構えております。
安芸津町は瀬戸内海に面し、美しい島なみが広がる小さな港町です。
安芸津という土地でお酒造りができる事に感謝し、そして失敗を恐れず様々な事に挑戦しながら、お酒造りに邁進し進化させ続けていきたいと思います。
柄酒造は「日々の生活に一杯の幸せを」をコンセプトに、様々な変化する社会の中でほっとできる瞬間に寄り添えるお酒を目指し、日々挑戦しながら地域とともに進化し続けていくことを目指しています。
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■西條鶴醸造株式会社
明治37年(1904)創業。『地酒は慈酒』をフィロソフィーに宮地杜氏を中心とした少数精鋭の酒造りで「地元で呑まれる酒」「広島の食材に合う酒」、広島の風土を醸す原点回帰の酒造りにこだわる。
明治期の酒蔵を復元工事し、2024年10月から日本酒文化を発信する酒蔵見学を開始。地域通訳案内士の資格をもつ社長が英語でのガイドにも対応する。
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■賀茂泉酒造株式会社
「賀茂泉酒造は、1912年(大正元年)に創業しました。
米と米こうじだけで醸す日本酒本来の酒づくり「純米醸造」にこだわり、米の旨味を引き出すため活性炭素を使用した濾過を行わず、芳醇で味わい豊か、そしてほのかに山吹色を呈した酒が特長です。
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■白牡丹酒造株式会社
白牡丹酒造の創業は延宝3年( 1675年)、島六郎兵衛晴正が「嘉登屋」の屋号で酒造りを始め、ときの関白であった鷹司政通公より、天保10年( 1839年) 『一日の働きを終えた者が、夕にかたむける1盃の酒に頼ってその日の労力を忘れ、安らかな眠りを得て、また明日の活動の源泉となる為に醸る』白牡丹は毎日の晩酌が楽しみとなる酒を目指しています。
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■株式会社 今田酒造本店
富久長が醸される広島県安芸津町は、瀬戸内海に面した小さな港町。おだやかな島なみの景色が広がる美しい町です。富久長の礎となっているのが、三浦仙三郎と広島杜氏たちが安芸津で確立した軟水醸造法です。安芸津は広島杜氏のふるさとであり吟醸発祥の地なのです。独自に復活させた広島県の古い在来品種「八反草」と広島県酵母を使い、おだやかでやさしい味わいに、吟醸造りならではの繊細できれいな香りを目指しています。
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■賀茂鶴酒造株式会社
明治6年(1873)創業。東広島市・西条は、酒造りに最適な気候と水、米に恵まれ、古くから良質な酒が造られる地として知られています。原材料へのこだわりを大切にし、全量広島県で収穫された米を使用しています。さらに、精米の仕上がりに責任を持つため、原料米はすべて自社で精米しています。水は適度なミネラルを含んだ、賀茂山系の伏流井水を使用しています。
賀茂鶴の創業の蔵、一号蔵を含む「西条酒蔵群(さいじょうさかぐらぐん)」は、2024年に国の史跡に指定されました。近年は、国内外からの観光客をお迎えする見学施設として賑わっています。
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費用 | 認定会員 62,000円(税抜)
一般 82,000円(税抜)
※酒検定合格者・SSI認定ナビゲーター認定者の方は、特別価格ご用意しております(申込締切:5/12)
旅行手配 新通株式会社(四季観光)(東京都知事登録旅行業3-7383号)
<費用に含まれるもの>
1日目のバス代・昼食代・懇親会代(10蔵の酒、やわらぎ水、料理※ソフトドリンク含まれません)
2日目の酒まつりチケット代
修了証書および参加証明書代
※申込者は6/7(土)SSIサケ・アカデミー(文京区)で開催するセミナー
「日本酒の地域特性を学ぼう 東広島編」にご参加頂けます。
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注意事項 | ・1日目は西条駅集合となります
・西条駅までの往復の交通手配はご自身でお願いします
・ご宿泊はご自身で手配ください
・西条駅から各会場までは専用バスで送迎します
・1日目の懇親会後、西条駅までお送りします
・「酒まつり期間中はホテルの予約が取りづらくなりますので、お早めにご予約ください。」
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お申込の前に必ずご確認ください
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お申込は NPO法人SSIが承ります。